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若くても油断禁物! 脳卒中 その2

 脳卒中は一般に60歳代以降に多く発症すると思われていますが、40~50歳代の働き盛りの方も襲われることが少なくありません。若いからと油断することはできないのです。



 脳卒中は突然発症しますが、発作をおこすまでにはさまざまな危険因子の積み重ねがあります。その危険因子とは高血圧、脂質異常、高血糖、肥満、喫煙などで、これはそのままメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)にも当てはまり、そのほかの生活習慣病につながる原因となります。


 つまり、これらの危険因子を取り除くことは、生活習慣病全体の予防につながります。自分のライフスタイルに合った無理のない食事や運動習慣の改善で、危険因子を少しずつ減らしていってください。




 食事は、塩分や脂肪分のとりすぎ、食物繊維の不足に注意しましょう。具体的には味付けは薄味にして、肉類や脂っこいものを控え、野菜をたっぷりとることを心がけましょう。アルコールも、週に2日はノンアルコールデーとし、飲みすぎないように気をつけたいものです。


 タバコは、血管を収縮させて血圧を上げ、動脈硬化を促進してしまうことがわかっています。タバコは「百害あって一利なし」です。今すぐ禁煙に取り組むことをおすすめします。



 さらに、適度の運動を週に3回は行うことも大切です。運動だけで減量することは難しいものの、体を動かすと血液循環を促進するので、動脈硬化をひきおこすLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の分解を早めることができます。ウオーキングのような運動なら無理なく続けることができ、これを長い間継続すると、肥満の予防・解消効果や血圧を下げる効果があることもわかっています。

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