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花粉症対策 舌下減感作療法に期待 その1

花粉症を根本的に治す減感作療法だが、従来型は根気が必要





 花粉症の人には憂うつなシーズンになりました。



気象情報会社の発表では、昨年夏の日照時間が全国的に少なかったことから、北海道以外のエリアでは今シーズンのスギ花粉の飛散量は昨シーズンの半分以下と予想しています。


ただし、飛散開始の時期は早まり、東京など一部の地域では早くも花粉飛散が確認されています。




 ところで、花粉症の治療法の一つに「減感作(げんかんさ)療法」という方法があります。


「免疫療法」の一種で、今のところ花粉症を根本的に治す唯一の治療法とされています。どのような方法かというと、アレルギーを起こす花粉の抽出液(エキス)を少しずつ患者さんの体内に注射し、花粉に対する"慣れ"を体内につくってしまおうというもの。



 ただしこれには、エキスの濃度を少しずつ上げながら長い期間をかけて体を慣らしていかなければなりません。


週1回の通院から始め、通院間隔を少しずつ空けながら続けていけば、早い人だと3カ月ほどで効果が現れ始めます。


患者さんの8割程度に有効といわれていますが、基本的には2年以上治療を継続しなければならず、その間通院を続ける根気が必要です。


また、注射という痛みを伴う方法ということもあるのでしょうか、あまり普及していないといわれています。

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