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ヘッドホン難聴にご注意 その1

ヘッドホンで難聴に!
 
 

 最近の携帯音楽プレーヤーは、本当に高機能になりましたね。

何百、何千曲と保存でき、長時間の連続使用も可能です。体を動かしても音がぶれないため、ジョギング中に聴いている人も見かけます。
 でも、日常的にヘッドホンやイヤホン(以下、ヘッドホン)で音楽を大きな音で聴く人は難聴になりやすい、という怖い事実があることをご存じでしょうか。

 


 音を原因とする音響性難聴の原因となる行為として、次の3つがあげられます。

(1) 大きな音を聞く。


(2) 長時間にわたって音を聞く。


(3) 周波数が高い音を聞く。
 

 

ヘッドホンで音楽を聴く人は、この3つのリスクをすべて満たす状況になりやすいのです。

 まず(1)ですが、外出中に音楽を聴く場合、周囲がうるさくなってくるとつい音量を上げてしまい、知らないうちにとても大きな音になっているということになりがちです。音が大きいほど耳が受けるダメージも大きくなります。


 (2)の音楽を聴く時間の長さも問題です。

最近の携帯音楽プレーヤーは大量記憶が可能で、充電電池も長持ちするため1日中でも聴き続けることができます。

でも、これはたいへん危険なことです。

人間の耳は、騒音にさらされてダメージを受けても、騒音から離れることである程度は回復しますが、耳を休めることなく酷使を続けるとダメージは定着し、難聴が進行していくことになるからです。


 (3)については、耳の奥にあって音を聞くのに重要な役割をする内耳は、周波数の高い音によってダメージを受けやすいという特徴があります。

音が空気中を伝わってくる間に高周波帯は弱まりますが、ヘッドホンで聞く場合はあまり弱まることなく伝わってきます。

そのため、スピーカーを通して聴くよりも、ヘッドホンの音を聴いた場合のほうがよりダメージを受けやすくなります。


 

 通勤電車などでヘッドホンを使って音楽を聞く人が大変多くなりましたが、使い方によっては難聴になることを知っておかなくてはいけません。

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