ストレス反応は受け手の状態によって変わる
さてここまで見てきて、心身の不調を防ぐためにはストレスのない状態をつくることが必要なのでは?と思う方も多いだろう。
しかし、人間が生きている以上、ストレスから完全に逃れることはできない。
例えば、気温の寒暖差、入学、就職などのライフイベントなどの出来事もストレスの要因となるからだ。
では、生きている以上ストレスから逃れられないのであれば、その影響でほとんどの人が心身を病んでしまうだろうか?
もちろん、現実にはそんなことはない。
なぜなら、同じ状況でストレスを受けても、その影響を受けやすい人と受けにくい人がいるからである。
それはストレスに対する対処の能力があるか否かの違いからくる。
生きている以上避けられないのがストレスとのお付き合い。
そのため、ストレスに心身が振り回されないよう、毎日の生活を工夫していくことが必要になるのだ。