「タバコが健康に悪いことは十分わかっているけれどもやめられない」と、これまで何度も禁煙に失敗してきたという人たちの間で、禁煙補助薬を利用したり、医療機関の禁煙外来に通って禁煙治療を受ける方法が効果を上げています。
ニコチンガムやニコチンパッチといった禁煙補助薬は、薬局・薬店で入手して利用することができます。
さらに2008年5月から、日本でも「飲む」タイプの経口禁煙補助薬がニコチン依存症の人に対して使えるようになりました。バレニクリンを主成分とするこの薬(商品名「チャンピックス」)は医師の処方によって服用するもので、薬局・薬店では入手できません。
この薬の登場によって禁煙方法の選択肢が増えたことになります。ガムのかみ方が難しい、肌が弱くてパッチが貼れない、という人は飲み薬に、逆に薬を飲むことに抵抗がある人は、従来のガムやパッチを使えばよいわけです。