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頭痛

頭痛

<頭痛>


恐らく誰もが経験したことのある頭痛、慢性的に頭痛が起こりやすく薬が手放せない方も少なくないでしょう。最も身近な疾患とも言える「頭痛」を、今回調べてみました。

● 頭痛とは
 頭痛には色々なタイプがあり、原因も様々です。そうしたタイプによって改善方法も異なるため、まずは自分の頭痛がどのようなタイプに分類されるのか知る必要があります。頭痛のタイプは、大きく分けて下記2種類があります。

① 一次性頭痛
一次性頭痛とは、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などがあります。このタイプの頭痛は、痛みを引き起こす別の病気が見当たらないものです。頭痛それ自体が症状としてあらわれているのを別にすれば、その他の器官に異常はない状態です。もっともストレス等の何らかの原因はありますが、いわゆる「病気」と呼ばれる疾患を伴わないタイプの頭痛が、一次性頭痛のカテゴリーに分類されます。頭痛を訴える方の大半はこのタイプのいずれかに当たります。

② 二次性頭痛
二次性頭痛とは、脳腫瘍や脳梗塞などの病気が引き起こしているタイプです。一次性頭痛に比べて患者数ははるかに少ないですが、危険性は高く放置すると命にかかわることもあります。

● 頭痛のタイプを知ろう
一般的に「頭が痛い」という場合、上述の一次性頭痛であることがほとんどです。そこで、自分の頭痛のタイプがどんな種類のものなのかチェックしてみましょう。以下の質問群の中から、当てはまるものを数えてみましょう。

A
 1. 締め付けられたり、圧迫されているような痛みがある。
 2. 頭の両側が痛む。
 3. ストレスを感じているときや、神経を使う仕事や作業をした後によく起こる。
 4. 痛む部分を手でほぐすと楽になる。
 5. 身体のストレッチをしたり、お風呂に入ると症状が緩和する。
 6. だるさや不快感は感じるものの、寝込むほどではない。

B
 1. ズキズキと脈打つような痛みがある。
 2. 頭の片側が痛むことが多い。
 3. 階段の昇り降りや運動などで痛みがひどくなる。
 4. 吐き気を伴ったり、光がまぶしく感じられる。
 5. 月に数回起こり、一日中もしくはそれ以上続くことがよくある。
 6. 頭痛が起こる前の前兆として、視界がぼやけたりすることがある。

C
 1. キリキリと激しい痛みがある。
 2. 左右どちらかの目の置くに鋭い痛みを感じる。
 3. 痛みで夜目が覚めてしまうことがある。
 4. 目の充血、涙が出る、鼻が詰まる、などの症状を伴う。
 5. 痛み始めて10分ほどでどんどんひどくなり、1、2時間続く。
 6. 1~2ヶ月の間、ほぼ毎日痛みが続く。

さて、上記質問A、B、Cのうち、当てはまる数が多かったのはどの項目でしょうか?


Aが多かった人 → 緊張型頭痛
最も多いタイプの頭痛です。精神的・身体的ストレスが原因となって起こります。数日間頭全体が締め付けられるような痛みが続きますが、何とか耐えられる程度である場合がほとんどです。肩や首のコリを伴うことがよくみられます。
〔改善策〕
筋肉の緊張による「コリ」が原因となっているため、肩や首をほぐしたり温めたりして、血行を促すことで改善するでしょう。長時間仕事をしているときなら休憩を取り、軽くストレッチなどすることもおすすめです。


Bが多かった人 → 片頭痛
頭の片側(こめかみの辺り)が脈打つように痛むことが特徴です。女性に多く、吐き気を伴ったり光や音に敏感になることがよくあります。天候や季節の変化によって起こったり、過眠もしくは睡眠不足が原因となることもあります。
〔改善策〕
額を冷やしたり横になって休むなど、ゆっくりと楽に過ごすことが大切です。カフェインを摂取することで改善することも多いので、コーヒーなどを適量飲むこともおすすめです。また、つらいときは無理をせず薬で鎮めることも必要です。


Cが多かった人 → 群発頭痛
1,2ヶ月の間ほぼ毎日のように起こり、1時間ほど激しい痛みが続きます。左右どちらかの目の奥に突き刺すような痛みが生じるのが特徴で、目の充血や鼻づまりを伴うこともあります。睡眠中に起こることが多く、飲酒が引き金になることも多いようです。
〔改善策〕
市販の頭痛薬では効果がなく、自力で改善するのは難しいので医師に相談することがおすすめです。また、飲酒や長風呂は避けましょう。


※ AとBが同数だった方は混合型頭痛と呼ばれ、両者の症状を併せ持ったタイプです。頻繁に頭痛に悩むことが多く、そのときの頭痛の種類に合わせて柔軟に対処することが必要です。


● 深刻な頭痛
尋常でない頭痛を感じたら、重篤な病気が隠れている恐れもあります。早急に医師の診察を受けましょう。
・ 今までに経験したことのない頭痛
・ 急激に痛み出したとき
・ 徐々に痛み出し、数日から数週間かけてだんだんひどくなる場合
・ 原因不明の高熱や嘔吐などを伴う場合
・ 頭がうまくはたらかないなど、神経的な症状が出る場合


さて、頭痛について理解することができたでしょうか?頭痛でお悩みの方はご自分の症状の傾向を把握し、それに合った対策を打つことが必要です。予防策としては、やはり規則正しい生活を送ることが一番です。十分な睡眠、適度な運動、栄養バランスに優れた食事等々、ちょっとした心がけが大きな効果を発揮します。また、ストレスや疲労も頭痛の大敵。定期的に整体やリフレクソロジーで血行を良くし、凝り固まった筋肉をほぐしてあげましょう。


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