ぬくもりが癒す
鍋の最大の特徴は何と言っても「温かい」こと。人間にとって温かい食べ物は、カラダにもココロにも、とても重要なのだ。
医食同源が当り前の香港では、日本より気温が高いにも関わらず、デザートさえも温かく、冷たいものはあまり口にしない。
内側からカラダを冷やさない「温かさ」そのものも、私たちにとって良い「医」の効果がある。
ココロのヒーリング
なぜか鍋を囲むと「次、あれ入れて」「コレあげる」と話題が無くても話が続く。
鍋はみんなで調理しながら食べるものだからである。
よほど厳しい鍋奉行がいない限り「笑い」も起こる。
「笑いは内側からのジョギング」と言われるほど、カラダを健康にし、ストレスを解消してくれる。
ワイワイ笑いながら食事のできる鍋は、最高のヒーリング・フードと言える。
カラダのヒーリング
鍋は冬を乗り切る最強の料理方法である。
野菜は煮込む事によって食物繊維が柔らかくなり、生よりも多く食べる事ができる。
ミネラル・ビタミン・ペクチンなども大量に摂取できる。
スープに溶け出し、混ざりあい吸収しやすくなっているので、是非スープを味わいたい。
ペクチンには胃の調子を整えるはたらきがあるので、胃腸薬を一緒に飲んでいるも同然。
魚はアラ、肉は骨つきで煮込むと、普段は摂取しにくい、それらに含まれる良質のゼラチン質・コラーゲンが摂れ、美肌効果&カラダが温まる。
「温かい」鍋はカラダにいい事づくめである。