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啓発イベントなどで「肺年齢」を測ってみよう

COPDは肺の病気ですが、胸部X線の検査では診断できません。これが、COPDでありながら治療どころか診断も受けていない「放置された患者さん」を多数生み出している一因になっています。COPDの診断にはスパイロメーターという検査装置を使った呼吸機能検査(スパイロメトリー)が必要です。  

 

スパイロメトリーは息を吐き出す力を数値化できる検査で、この数値によってCOPDの診断が可能になります。さらに、測定結果をだれにでもわかりやすい「肺年齢」として示すこともできます。肺の機能は年齢とともに衰えていきます。

 

「自然な衰え方をした場合の何歳の人の肺に相当するか」が肺年齢です。肺年齢が実年齢と同じか若ければ健康、実年齢より上だった場合は要注意で、COPDの危険性もある、と判断できます。  

 

残念ながらスパイロメトリーはまだ一般の医療機関に普及しているとはいいがたいのが現状です。「呼吸の日(5月9日)」「肺の日(8月1日)」(いずれも日本呼吸器学会)、「世界COPDデー(11月18日)」(GOLD日本委員会)などに行われるCOPD啓発イベントなどを利用し、スパイロメトリーを体験して肺の健康を見直すのもよいでしょう。 

 

そして何より、まだたばこを吸っている人はまず禁煙を実行することが大切です。

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