こんにちは!あすなろ整骨院の立花 楠です。
今日は単純に「食欲」について、文章にしてみます。
みなさんご存知のとおり、食欲とは物を食べたいという欲求です。
この食欲を24時間永遠に感じていたら、あきらかにカロリーオーバーですし、逆に全く食欲を感じなくても体に支障をきたしてしまいます。
このようなアンバランスが起きぬよう、人間には摂取量を調節する機能が備わっているのです。
それが「空腹中枢」、「満腹中枢」ですね。 これらは脳の視床下部に存在し、信号を送りながら調節しています。
当たり前のような話ですが、空腹を感じれば食べて、満腹を感じれば食べるのをやめます。
ちなみに、「おなかいっぱい」と満腹中枢に教える信号のひとつが、血液中の糖分(血糖値)です。
なので、空腹の時にアメなどをなめて血糖値を上げると、一時的に空腹を我慢できるのですね。
また、欧米人と日本人でも若干違いが見られるのがおもしろいところ。
タンパク質や脂質を多く摂る欧米人は、胃の中に食べ物が実際にいっぱいになったことで満腹と感じます。
対して日本人は、カロリーのわりにカサの多いご飯を主食としてきたため、胃がふくれたことで(頭で)満腹と感じるようです。
となると、日本人は過剰摂取になりにくいように思えます。
しかしながら最近はストレスや生活習慣の乱れから、空腹中枢、満腹中枢も乱れがちです。
仕事もプライベートも大忙しなのは悪いとは言えませんが、大切な自分の体のことも、大事にしてあげましょう。