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体力について考えてみよう!! その1

そもそも体力ってなんだろう?

 

よく「体力がある」とか「体力が落ちた」とかいうが、「体力」とは一体なんなのか。

 

人間のカラダを支えてくれるこの「体力」について、少し勉強してみよう。

 

 

 

体力とは、人間の生命維持力を全体的にとらえた概念で、大きくは「行動体力」と「防衛体力」の2つに分けられる。

 

「行動体力」とは、走ったり跳んだりという運動の基礎になる力のことをいい、「防衛体力」とは体温調節、病気に対する免疫力、ストレスに適応する抵抗力などのことをいう。

 

 

このうち、行動体力は、次の7つに分けて考えられる。

 

 筋力:モノを持ち上げたり、つかんだり、押したりする時に使う力

 

 瞬発力:投げたり、打ったり、跳んだりするときに使う力

 

筋持久力:モノを持ちつづけたり、繰り返し持ち上げるために使う力

 

全身持久力:いわゆるスタミナのこと

 

 平衡性:平衡感覚にもとづいた調整力

 

 敏捷性:自分の思うようにカラダを動かせる能力

 

 柔軟性:カラダを曲げたり、そらしたりできる能力(関節を取り巻く組織に弾力性があるかどうか)

 

 

 

例えば「全身持久力」が衰えると、ちょっと走っただけでも息切れするようになるし、「柔軟性」がなくなると、ケガをしやすくなる。

 

横断歩道を急いで渡る途中、転んだりする人がいるが、それはカラダが固くなって「瞬発力」も衰えたため。

 

「筋力」や「筋持久力」がなければ、ちょっと重い荷物を運ぶだけでもカラダが支えきれず、それこそぎっくり腰になるかもしれない。

 

 

 

このように、これらはみな、元気で快適な日常生活をおくるためにはどうしても必要な力ばかりだ。

 

すべてがそろってはじめて「体力がある」と胸を張って言えるのである。

 

 

 

ちなみに、年をとるにしたがって、この中で最も衰えやすいのが「全身持久力」つまりスタミナ。

 

これは心臓や肺の機能と非常に密接な関係にあり、とくに中高齢者の場合はこの全身持久力をいかに高めるかが、健康づくりの最大のテーマといってよい。

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